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「サンゴ破壊した『MIN』は誰だ」比メディア エリア閉鎖、刻まれた韓国人名も犯人は…

産経ニュース / 2024年9月11日 12時42分

フィリピンのスミロン島のサンゴ礁。今回の事件が起きたパングラオ島から約50キロと近い

海外の観光客に人気のフィリピンのダイビングスポットで、サンゴに落書きが確認され周囲のエリアが無期限立ち入り禁止となった。海外メディアは「KIM」など韓国人名と推定される文字が刻まれていると報じたが、直接の「犯人」は韓国人観光客と一緒に潜った現地ガイドだった。一方、韓国メディアは「国の恥だ」「海外に出て恥ずかしい行動をしてはいけない」などと韓国人観光客に自制を求めるネットユーザーの声を紹介している。

サンゴは成長に数百年

ダイビングスポットはフィリピン中部のパングラオ島に位置するヴァージン島。真っ白な砂浜と青い海でフィリピンで最高水準のダイビングスポットとされ、韓国人観光客の人気も高い。

現地メディア「ボホール・アイランド・ニュース」などによると、問題が発覚したのは7月1日。ダイバーからヴァージン島のサンゴの一角が傷つけられていると報告された。地方政府も8月31日に現地調査を行い、周囲11メートル、直径3・7メートルのサンゴに、幅約2・5センチ、厚さ2~3ミリで「SOYUN」「KIM MIN」「MOJAK」「TOM」など人名のような英字が少なくとも13人分刻まれたことが確認された。

同ニュースは31日、「『MOJAK』と『MIN』とは誰だ? 破壊者がヴァージン諸島のサンゴ礁を襲う」をタイトルに、「サンゴに韓国語の文字が刻まれている」と指摘し、地元ダイバーが「成長に数百年かかるサンゴを死滅させる可能性がある」と問題視するコメントを掲載した。

韓国人観光客の動画で判明

同島を含むボホール州の知事は今月2日、損傷されたサンゴの周囲のエリアを無期限閉鎖する方針を発表。4日には犯人の特定につながる情報に報奨金も出すと表明し、サンゴに被害を加えた犯人に対し法的措置を講じると警告した。サンゴの損傷はフィリピンの「環境法」に違反する行為という。

事件は韓国メディアも取り上げ、韓国紙「アジア経済」は4日、韓国人のネットユーザーの「なぜ自分の名前を刻むのか理解できない」「海外で恥ずかしい行動をしてはいけない」などの反応を紹介。韓国のテレビ局SBSも5日、「本当の国恥だ」「強く処罰してほしい」といったネットのコメントを引用して報じた。

問題の犯人は地元のダイビングガイドだったという。フィリピン紙インクワイアラーは7日、ガイドが当局の捜査を受けていると報じた。ガイドの顧客の韓国人が「ユーチューブ」に投稿した動画で、このガイドが顧客の名前を刻み、親指を立てるサインをした場面が確認されたという。(奥原慎平)

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