使用済み家庭用天ぷら油の回収スタート 「循環型経済」目指し実証実験 和歌山県
産経ニュース / 2024年7月8日 19時19分
「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」の実現に向け、和歌山県は今月から、使用済みの家庭用天ぷら油の回収をスタートした。回収期間は約2年間で、和歌山、海南、有田の3市の計36カ所で回収拠点を設置。県民モニターの協力で天ぷら油を集め、バイオディーゼル燃料へのリサイクルなどを行っている。
県は令和5年10月に二酸化炭素削減や産業創出、資源循環社会を目指す「わかやま資源自律経済ビジョン」を策定。石油精製機能を停止した石油元売り最大手ENEOS(エネオス)の和歌山製油所(有田市)で、同社とリサイクルによる持続可能な航空燃料(SAF)製造などを目指している。今回の回収事業は、SAFの原料となる使用済み天ぷら油を供給するシステム構築の実証実験で、回収量やコストなどを検証するという。
回収事業では食用油リサイクル会社の植田油脂(大阪府大東市)と連携協定を締結しており、同社は天ぷら油の拠点からの回収、回収用のボトルの洗浄と回収拠点への補充、リサイクルを請け負っている。
回収に協力する県民モニターは現在1127人で、県は3千人を目標に募集を続けている。モニターは専用ボトルを受け取り、自宅で使用済みの天ぷら油を入れ、スーパーや県庁、海南市役所、有田市役所などに設置された回収拠点の専用ボックスやサービスカウンターに持ち込む。
登録方法などは県成長産業推進課(073・441・2355)か同課のホームページへ。
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