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斉藤健経産相、温暖化対策「CCS」に期待 苫小牧市の実証事業所など視察

産経ニュース / 2024年6月22日 19時28分

液化CO2輸送実証船「えくすくぅる」を視察する斎藤健経産相(左から2人目)=22日午後、北海道苫小牧市(坂本隆浩撮影)

斉藤健経済産業相は22日、温暖化対策で二酸化炭素(CO2)を地中深く貯留する「CCS」の実証事業などが行われている北海道苫小牧市の事業所などを視察した。工場などから排出されたCO2を液体にして輸送する実証船や、貯留状況をモニタリングしている苫小牧事業所などで進捗(しんちょく)状況を確認。「苫小牧で得られた知見などを生かして2030年からの事業化にしっかり取り組む」と述べた。

CCS事業の実用化を巡っては、事業者の許可制度などを盛り込んだ事業法が5月17日の参院本会議で可決・成立。これに先立ち昨年11月には低温・低圧の状態で効率的に輸送できる世界初の液化CO2輸送実証船「えくすくぅる」(全長72メートル、全幅12・5メートル)が竣工(しゅんこう)するなど、事業化に向けた取り組みが進んでいる。

実証船視察では担当者の説明に何度もうなずいたり、「すごいですね」などと感想を語ったりしていた斉藤大臣。「事業が前進していることが個人的にうれしかった」と率直な感想を述べ、10月ごろに液化CO2の輸送や積み込み・積み下ろしオペレーション検討などの輸送実証が始まる見通しを示した上で、「タンクは大型化が可能。実証成果を活用して26年度までにLNG(液化天然ガス)船並みの数万トンクラスの輸送技術の確立を目指していく」などと話した。(坂本隆浩)

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