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伊藤信太郎環境相、水俣病団体と再懇談で謝罪 認定制度の見直しは「ゼロ回答」

産経ニュース / 2024年7月8日 17時17分

伊藤信太郎環境相(春名中撮影)

水俣病患者団体らが伊藤信太郎環境相との懇談の場でマイクの音が切られた問題を巡り、環境省が設定した再懇談が8日から熊本県水俣市で始まった。伊藤氏は「水俣病に苦しむ人の発言に真摯に耳を傾けるという意識が欠落し大いに反省する」と述べ、参加した関係6団体に謝罪した。

また、団体側が求める患者認定制度の見直しについては「これまでの最高裁判決でも今の認定基準は否定されていないと理解している」と述べ、これまでの国の立場を堅持。団体側からは「ゼロ回答だ」と反発の声も上がった。

一方、伊藤氏は8日午前、水俣病公式確認のきっかけとなった「1号患者」の田中実子さん(71)とも面会。自宅を訪れ、面会は新型コロナウイルス感染防止のため非公開で約15分間行われた。同席した義兄の下田良雄さん(76)によると、寝たきりで24時間介護を受ける田中さんに、伊藤氏は「顔色が良いですね」などと声を掛けたという。

今年5月1日に開かれた懇談では、環境省職員が持ち時間3分を超えた団体側の発言中にマイクを切り、批判が集まった。伊藤氏は同月8日、現地を再訪して直接謝罪。省内にタスクフォースを立ち上げ、再懇談を設定した。

再懇談は7月8、10、11日の計3日間の予定で、同省は発言時間を1団体3分とした以前の対応から一転し、制限を設けないとしている。

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