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天皇、皇后両陛下、芸術活動ねぎらわれる 桂宮さまの十年式年祭営まれる 皇室ウイークリー(850)

産経ニュース / 2024年6月14日 12時0分

武蔵野陵の参拝を終えられた秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さま=7日午後、東京都八王子市

天皇、皇后両陛下と長女の敬宮(としのみや)愛子さまは7日、東京都新宿区のコンサートホールを訪れ、ウィーン少年合唱団の公演を鑑賞された。

「花」や「ふるさと」など日本の歌も披露され、お三方は盛んに拍手を送られていた。宮内庁によると、終演後には合唱団のメンバーと面会される機会もあったという。

両陛下は10日、台東区の日本芸術院会館を訪れ、優れた芸術活動を表彰する日本芸術院賞の授賞式に臨席された。受賞者は9人で、建築家の隈研吾さんなど3人には、特に顕著な業績があったとして恩賜(おんし)賞も贈られた。

終了後の懇談では、先月、両陛下が西日本豪雨の復興状況視察で訪れた岡山県倉敷市真備町で、隈さんが設計に携わった公園を見学されたことなどが話題に。特産の竹を使った公園内の建物について、皇后さまは「曲線が美しい」と述べられ、天皇陛下は「防災教育ですとか、備蓄ですとか」と、公園が災害に強い町づくりの拠点となっていることに触れ、ねぎらわれた。

同日、陛下は実務訪問賓客として来日したルクセンブルクのギヨーム皇太子と皇居・御所で会見された。宮内庁によると、ご会見は20分程度、英語で行われた。その後、別室で皇后さまと愛子さまも加わり、和やかに懇談された。

陛下は会見で、今年1月の能登半島地震の発生後、同国から日本に寄せられた支援に対して、感謝の言葉を述べられたという。

秋篠宮ご夫妻と次女の佳子さま、長男の悠仁さまは同日、お住まいの赤坂御用地にある宮邸(東京都港区)にギヨーム皇太子を招き、夕食をともにされた。宮内庁によると、通訳を介さず、英語で1時間半程度、懇談されたという。

佳子さまは7日、ギリシャ公式訪問を終えたことを報告するため、八王子市の昭和天皇の武蔵野陵(むさしののみささぎ)と、香淳皇后の武蔵野東陵(むさしののひがしのみささぎ)を参拝された。

日本・トルコ協会総裁の三笠宮家の彬子さまは7日、港区で開かれた同協会の年次総会に臨席された。9~10日には、明治23(1890)年に和歌山県串本町沖で遭難したトルコ軍艦「エルトゥールル号」の犠牲者を悼む追悼式典臨席などのため、和歌山県を訪問された。13日には、東京都江東区でトルコ・日本外交関係樹立100周年の関連行事にも臨まれた。

 三笠宮家の瑶子さまは11~12日、障害のある人の地域生活などを支援する社会福祉法人「とよた光の里」後援会の総会臨席などのため愛知県を訪問された。平成24年に薨去(こうきょ)した父の寬仁親王殿下が後援会の会長を務めていた。

三笠宮さまの次男である桂宮さまが薨去して10年となった8日、東京都文京区の豊島岡(としまがおか)墓地で十年式年祭の「墓所祭」が営まれた。

両陛下と上皇ご夫妻が派遣された使者に続き、三笠宮家の彬子さまが墓前に進み、玉串をささげられた。秋篠宮ご夫妻と佳子さま、愛子さま、三笠宮家の瑶子さま、高円宮妃久子さま、長女の承子さまもご参列。これに先立ち、赤坂御用地にある三笠宮邸(港区)では、十年式年祭の「霊舎祭」が営まれた。

高円宮妃久子さまは7日、千代田区で、名誉総裁を務める日本水難救済会の表彰式典に臨席された。同会は、水難救助に従事するボランティアを支援している。

【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。

また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している扶桑社の季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。

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