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天皇、皇后両陛下、農林水産関係者とご面会 華子さま、障害者の展覧会ご覧に 皇室ウイークリー(882)

産経ニュース / 2025年1月31日 12時0分

国立西洋美術館に到着された天皇、皇后両陛下と長女の敬宮愛子さま=27日午後、東京都台東区

天皇、皇后両陛下と長女の敬宮(としのみや)愛子さまは24日、皇居・東御苑で、皇室の護衛や警備にあたる皇宮警察の年頭視閲式に臨席された。視閲式は昨年は能登半島地震の影響で行われず、両陛下のご臨席は2年ぶり。愛子さまは初めて臨まれた。

東御苑の天守台前で行われた式には、皇宮護衛官約260人が参加。特別警備隊や各護衛署の部隊、護衛馬部隊などが順番に行進し、両陛下と愛子さまはテント内のお席で熱心にご覧になった。

側近によると、お三方は、各国の駐日大使の信任状捧呈式の際にも活躍する護衛馬部隊を間近にご覧になり、うれしく思われていたという。また、愛子さまは、昨年4月に採用され、ご自身と同時期に社会人として一歩を踏み出した皇宮警察学校の学生らが行進する姿に、親近感を持たれた様子だったという。

両陛下は27日、皇居・宮殿で、令和6年度の農林水産祭で天皇杯を受賞した関係者と面会し、生産品や加工品をご覧になった。

天皇陛下は冒頭、それぞれの受賞を祝い、「皆さんの業績は、農林水産業に携わる人々の励みになると思います」とねぎらう言葉をおかけに。続いて皇后さまとともに、それぞれの活動について聞かれた。

陛下は、福島県の特別豪雪地帯でかすみ草を生産する男性から、温暖化の影響についてお聞きに。皇后さまは神奈川県で森林レクリエーション事業を展開する男性に、「苦労なさったことは」と尋ねられた。両陛下が農林水産業を支える女性や、後継者らと言葉を交わされる場面もあった。

両陛下と愛子さまは同日、国立西洋美術館(東京都台東区)を訪れ、展覧会「モネ 睡蓮のとき」をご鑑賞。お三方は、印象派の巨匠であるクロード・モネの代名詞といえる「睡蓮」などの作品をご覧になった。

陛下は、英国留学中に親しんだテムズ川が描かれた絵画を前に「懐かしいです」と述べられた。説明役の担当者によると、皇后さまはモネの筆遣いに関心を示され、愛子さまは日本の浮世絵が与えた影響などについて質問されたという。

明治天皇の父、孝明天皇の命日に当たる30日、皇居・宮中三殿の皇霊殿で、「孝明天皇例祭の儀」が営まれ、陛下と秋篠宮ご夫妻が拝礼された。愛子さまをはじめとする皇族方も参列された。皇后さまは御所で遙拝し、慎み深く過ごされた。

一方、京都市の孝明天皇陵「後月輪東山陵(のちのつきのわのひがしのみささぎ)」で同日、営まれた「孝明天皇山陵例祭の儀」には、三笠宮家の彬子さまが臨まれた。

常陸宮妃華子さまは24日、文京シビックセンター(東京都文京区)を訪問し、社会福祉法人「日本肢体不自由児協会」などが主催する第43回「肢体不自由児・者の美術展/デジタル写真展」に臨席された。常陸宮さまが同協会の総裁を務められている。

華子さまはオープニングセレモニーでテープカットに参加し、会場内の受賞作品などを見て回られた。たき火の絵を描いた男子中学生に、華子さまは「場所はどこですか」などとご質問。今回が初出品だという男子中学生に、受賞を祝う言葉をかけられた。

【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。

また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。

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