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悠仁さま「成年式」は来春以降、学業優先 陛下と秋篠宮さまは20歳で

産経ニュース / 2024年9月6日 0時0分

悠仁さまは、令和4年の民法改正で成年が20歳から18歳に引き下げられて以降、成年を迎えられた初めての皇族だ。宮内庁は現在高校3年の悠仁さまの「成年式」について、学業を優先するため、高校ご卒業後に実施すると説明。悠仁さまが皇室行事に参列されるのは来春以降、式を終えてからになる見通しだ。

皇室典範は、天皇と皇太子の成年を18歳と定める。上皇さまは皇太子時代の昭和26年、18歳で成年を迎えられたが、祖母の貞明皇后の崩御により、成年式は翌年に行われた。一方、ほかの皇族の成年は、民法の規定による。当時まだ皇太子ではなかった天皇陛下と、秋篠宮さまは、いずれも20歳で成年を迎え、誕生日に成年式に臨まれた。

男性皇族の成年式では、装束姿で成年の証しである冠を授けられる「加冠(かかん)の儀」を中心に、宮中三殿への参拝、天皇、皇后へのあいさつなどが行われる。宮内庁は今年度予算に、悠仁さまの冠の製作費用を計上。装束は、秋篠宮さまが使われたものを活用することも検討している。

また、男性皇族には成年式に合わせて「大勲位菊花大綬章」が贈られ、新年の祝賀行事などにはこうした勲章をつけて臨む。皇室行事への悠仁さまのご参列について、宮内庁幹部は「成年式が大きな節目になるが、当面は学業を優先されるのではないか」としている。

名古屋大大学院准教授・河西秀哉氏の話「皇室典範で、天皇や皇太子の成年がほかの皇族よりも早い18歳とされてきたのは、摂政を置く期間を短くするためだが、次の天皇の自覚を促す側面もあったはずだ。民法改正でほかの皇族の成年も早まったが、皇位継承順位2位の悠仁さまが、早期に自覚を高められるきっかけになればよいと思う。次世代の皇位継承資格者というお立場では、国際親善などの面で期待される役割も大きいと考えられる。天皇陛下は学生時代から歴代天皇の歴史を学び、上皇さまの象徴としてのなさりように近くで触れられてきた。悠仁さまがそうした機会を持たれることも重要だ。一方で、これからの皇室には、多様化する社会への対応も求められる。ご関心のある分野だけでなく、幅広い教養も必要になってくるだろう」

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