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天皇陛下、石破首相ら招き昼食会 上皇さま、91歳の誕生日お迎えに 皇室ウイークリー(878)

産経ニュース / 2024年12月27日 12時0分

石破茂首相や閣僚らを招いた昼食会に臨まれる天皇陛下=26日午後、皇居・宮殿「連翠」(代表撮影)

天皇、皇后両陛下は20日、皇居・御所で、保健衛生に貢献した団体や個人に贈られる厚生労働相表彰の保健文化賞の受賞者ら16人と面会された。

宮内庁によると、天皇陛下はお言葉で「皆さんがさまざまな困難を乗り越え、それぞれの分野や地域において保健衛生の向上に努めてこられたことに深く敬意を表します」と述べられた。面会は約30分間で、両陛下は「どのような苦労がありましたか」「活動の人数はどのように増えていきましたか」などと一人一人に声をかけ、それぞれの活動について聞かれたという。

これに先立ち、両陛下は皇居・宮殿「春秋の間」で、財務相や総務相の表彰を受けた国税庁や地方公共団体の税務職員と面会された。

大正天皇の命日である25日、皇居・宮中三殿で大正天皇例祭が営まれ、陛下と秋篠宮ご夫妻が拝礼された。ご夫妻の次女、佳子さまをはじめとする皇族方も参列された。

陛下は26日、石破茂首相や閣僚らを宮殿「連翠(れんすい)」に招き、午餐(ごさん)(昼食会)を催された。秋篠宮さまも陪席された。昼食会に先立ち、石破氏があいさつしたのに対し、陛下は「皆さんが日夜、国務に精励されていることを誠にご苦労に思います」とねぎらわれた。その後、席について和やかに歓談された。

首相らとの昼食会は、令和2年1月を最後に新型コロナウイルス禍などで見合わせが続き、およそ5年ぶりの開催。出席者の人数を減らし、席の間隔をあけるなど感染対策を講じて実施した。

上皇さまは23日、91歳の誕生日を迎え、上皇后さまとともに赤坂御用地にあるお住まいの仙洞(せんとう)御所(東京都港区)で祝賀行事に臨まれた。

行事は簡素ながら、昨年よりも少し人数を増やして実施。秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方もお祝いのあいさつのため、仙洞御所に足を運ばれた。ご夫妻の長男、悠仁さまも夕方、仙洞御所を訪ねられた。両陛下は長女の敬宮(としのみや)愛子さまが同日、インフルエンザとの診断を受けられたため、大事を取って訪問を控えられた。愛子さまは皇居・御所で静養された。宮内庁幹部らによる祝賀では、上皇さまは感謝の言葉を述べられ、上皇后さまはつえを使わずに立って応じられたという。

秋篠宮さまは20日、江東区の日本科学未来館を訪れ、中高生を対象とした「第68回日本学生科学賞」の表彰式に臨席された。受賞者に拍手を送り、内閣総理大臣賞の生徒らと懇談された。

アサガオのつるが棒に巻き付く能力について調べた福島大付属中の生徒に、秋篠宮さまは「非常に興味深いですね。これからも続けてください」と声をかけられた。

岐阜県立大垣北高の自然科学部オオサンショウウオ班は、県内の川に中国産と国産の交雑個体が生息していることを発見し、繁殖に有利な交雑種の雄を取り除くことが国産の保護につながると解明。秋篠宮さまは「おめでとうございます」と語りかけられた。

三笠宮家の彬子さまは20日、43歳の誕生日を迎えられた。

高円宮妃久子さまは21日、中央区の日本橋三越本店を訪れ、「2024年報道写真展」をご覧になった。

【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。

また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。

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