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友好への尽力に「深い敬意と感謝」 天皇陛下、チャールズ国王主催の晩餐会でお言葉 先の大戦にもご言及

産経ニュース / 2024年6月26日 7時30分

バッキンガム宮殿での晩餐会を前に、記念撮影に応じられる天皇、皇后両陛下、チャールズ国王夫妻=25日、ロンドン(代表撮影)

【ロンドン=緒方優子】英国を訪問中の天皇、皇后両陛下は現地時間の25日夜(日本時間26日午前)、バッキンガム宮殿で行われたチャールズ国王夫妻主催の公式晩餐(ばんさん)会に臨席された。

この日国王から贈られた英国最高位の「ガーター勲章」を着用した天皇陛下は、英語でお言葉をお述べに。「両国には、友好関係が損なわれた悲しむべき時期がありました」と先の大戦に触れた上で、「両国の未来の友好のために力を尽くしてこられた人々に、皇后と共に深い敬意と感謝の念を表します」とされた。

これに先立ち、チャールズ国王は、「英国に『お帰りなさい』」とスピーチを切り出し、陛下にほほ笑みかけた。日英の緊密な友情は「とりわけ暗い時代の教訓」から生まれた相互理解に基づくとした上で、両国が「諸外国とは異なる絆を共有しています」と説明。科学や文化、教育を通じた交流にも触れ、「カンパイ」と日本語で杯をあげた。

皇后さまはティアラと勲章を着用し、隣のカミラ王妃と乾杯されていた。バラやイロハモミジなどで彩られた会場には、王室や政府、各界の関係者ら約170人が招かれた。

晩餐会の前には、両陛下はロンドン中心部にあるウェストミンスター寺院をご訪問。無名戦士の墓に供花してお二方で拝礼し、寺院内を見学された。

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