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悠仁さまご成年 ゆったり、真っすぐお歩み ご両親、ごきょうだいに見守られ

産経ニュース / 2024年9月6日 0時0分

ラバに乗り、ジェラの山を登られる悠仁さま=令和元年8月18日、ブータン・ジェラ(宮内庁提供)

6日に18歳の成年を迎えた秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁親王殿下は、皇室では41年ぶりとなる男子皇族としてご誕生。上皇さまの孫、天皇陛下のおいにあたり、ご両親やごきょうだいに見守られ、健やかに成長されてきた。現在筑波大付属高校の3年生で、勉強や部活動などに励む一方、公的活動の経験も着実に積み重ねられている。お歩みを、写真とともに振り返る。

秋篠宮ご夫妻、願い込められ

悠仁さまがお生まれになったのは、平成18年9月6日、東京都港区の愛育病院。体重は2558グラム、身長は48・8センチで、帝王切開でのご出産だった。

皇室の男性のお名前は、陛下の「徳仁」、秋篠宮さまの「文仁」のように下に「仁」の字が付く漢字2文字が慣例。1文字目の「悠」には、「ゆったりとした気持ちで、長く久しく人生を歩んでほしい」という秋篠宮ご夫妻のお気持ちが込められている。

調度品や身の回りの持ち物につける「お印」は「高野槇(こうやまき)」。高野山に多い日本固有の直立の常緑樹で、ご夫妻が「大きく真っすぐ育ってほしい」との思いから選ばれたという。

「触れ合い」大切にご教育

22年4月、お茶の水女子大付属幼稚園(東京都文京区)に皇族として初めてご入園。それまで皇室では、2年保育の学習院幼稚園に通うことが慣例化していたが、ご夫妻は、同世代の子供たちと積極的に触れあう機会が必要と考え、一貫した3年保育を行うお茶の水女子大付属幼稚園に決められた。

悠仁さまはその後も小、中学校と計12年間、同大付属に通われた。令和4年3月の中学校卒業時には宮内庁を通じ、「同級生と一緒に様々なことを学び、楽しく充実した時間を過ごすことができました」とする感想をご公表。新型コロナウイルス禍で一時休校となったことにも触れ、「自分たちで考え工夫して、できることをしていく貴重な経験もしました」と述懐された。

高校は、同大と筑波大の付属校間の「提携校進学制度」を利用し、筑波大付属高校(同区)に進まれた。

慰霊や公的行事にもご参加

学業と並行して、夏休みなどを利用してご夫妻とともに日本各地に足を運び、多様な歴史や自然、文化に触れられてきた。

祖父であられる上皇さまから折に触れ、先の大戦について聞かれてきた。小学校入学後の平成25年に沖縄、28年に長崎、30年に広島を初めて訪問し、戦争の悲惨さを伝える施設を訪れ、慰霊碑に供花された。戦争体験者から直接、話を聞かれる機会もあった。

中学生になって以降は、ご夫妻や姉の佳子さまの皇族としてのご活動に同行する機会も持たれている。

令和元年には、ご夫妻とともに初めての海外旅行でブータンを訪れ、同国の王族と交流された。沖縄などから来た「豆記者」の小中学生との懇談や、「少年の主張全国大会」など、同年代が参加する行事にもご参加。秋篠宮さまが臨席を重ねられてきた「全国高校総合文化祭」には、ご夫妻とともにたびたび、足を運ばれている。

国立民族学博物館・池谷和信名誉教授の話「令和元年8月、悠仁さまにとって、初めての外国訪問となるブータンご旅行に同行した。

『今回は、子供が主役』。旅行の計画段階から、秋篠宮さまは、悠仁さまにどのような経験をさせるかということを最重視されていた。ブータンは王室の存在や稲作など日本との共通点も多い一方、地理的・文化的な多様性や、子供たちの教育レベルの高さなど、大きな可能性を秘めた国だ。旅行を通じて、悠仁さまが日本を外から見つめることもできると考えられたのではないか。

現地では、悠仁さまは標高約3500メートルの山にも登られた。高山病のリスクもあったが、準備をして自ら挑戦したことで、山とともに生きるブータンの文化の本質を肌で感じられたのではないか。秋篠宮ご夫妻は『鑑賞型』よりも、こうした『体感型』の教育を大切にされていると思う。

悠仁さまのフィールドワークはその後も続いている。昨年4月には九州山地を巡り、自然に触れ、山村での暮らしについて現地のお年寄りから話を聞かれた。日本を内外から見つめ、人々と直接触れ合うことで、皇室の一員として必要な感性を磨かれているのではないだろうか」

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