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皇居で「夢」お題に歌会始の儀 陛下、子供たちとの交流詠まれる

産経ニュース / 2025年1月22日 12時7分

「歌会始の儀」に臨まれる天皇、皇后両陛下と長女の敬宮愛子さま=22日午前10時48分、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)

新年恒例の「歌会始の儀」が22日、皇居・宮殿「松の間」で「夢」をお題に行われた。天皇、皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻、高円宮妃久子さまのお歌と、一般応募の1万6250首(選考対象)の中から入選した10人の歌などが古式ゆかしい節回しで披露された。両陛下と皇族方が並ばれ、両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまは今回初めて参列された。

《旅先に出会ひし子らは語りたる目見(まみ)輝かせ未来の夢を》

天皇陛下は御製(ぎょせい)で、公務などで訪れた先々での子供たちとの交流をご回想。将来の夢について生き生きと話す様子をうれしく思ったといい、その時の印象を詠まれた。陛下は昨年、皇后さまと岡山、佐賀、岐阜、大分の4県を訪問したほか、能登半島地震で被災した石川県を見舞われた。

《三十年(みそとせ)へて君と訪(と)ひたる英国の学び舎(や)に思ふかの日々の夢》

皇后さまは、昨年6月に国賓として訪れた英国で、陛下とともに、30年以上前に留学生活を送ったオックスフォード大を再訪した際のことを詠まれた。外務省時代の昭和63年~平成2年、同大で学んだ思い出や、若き日の志を思い起こしたといい、その気持ちを歌に込められた。

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