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天皇、皇后両陛下、サミット出席者とご歓談 紀子さま、岐阜で献血大会ご臨席 皇室ウイークリー(855)

産経ニュース / 2024年7月19日 12時0分

天皇、皇后両陛下は17日、「第10回太平洋・島サミット」で来日した太平洋島嶼(とうしょ)国・地域の首脳夫妻ら23人を皇居・宮殿に招き、茶会を催された。秋篠宮さまと次女の佳子さまも陪席された。

皇后さまと佳子さまは着物姿で臨み、天皇陛下、秋篠宮さまとともに、笑顔で首脳夫妻らを迎えられた。

陛下は茶会の冒頭、英語でお言葉を述べられた。3年ごとに開催される同サミットが、前回は新型コロナウイルス禍でビデオ会議となったことに触れ、今回、6年ぶりに対面で開催されることを「誠に意義深く思います」とお述べに。さらに、会議を通じ、「日本と太平洋島嶼国・地域との友好親善と協力関係が更に発展していくことを期待しています」とされた。

茶会は立食形式で行われ、ジュースなどの飲み物や軽食が提供された。両陛下は終了後、出席者を宮殿の表玄関に当たる南車寄まで見送り、首脳夫妻らが乗り込んだバスが見えなくなるまで手を振られていた。

秋篠宮妃紀子さまは17~18日、「第60回献血運動推進全国大会」臨席などのため岐阜県を訪問された。

17日は、森林などに関わる人材を育成する同県美濃市の専門学校「県立森林文化アカデミー」をご訪問。紀子さまは学生に、「どのようなきっかけでこの学校にいらっしゃったのですか」などと質問し、木材を削る工程を体験された。

夕方には同市内で、江戸時代の街並みが残る国の「重要伝統的建造物群保存地区」をご見学。伝統的工芸品の美濃和紙を使ったアート作品や、紙すきの作業工程などもご覧になった。

献血運動推進全国大会は18日、長良川国際会議場(岐阜市)で行われ、紀子さまがお言葉を述べられた。紀子さまは大会を契機として、「献血への協力が各地においてより一層進み、献血運動の輪がさらに広がっていくこと」を願われた。

これに先立ち、日本赤十字社岐阜県支部(同市)をご視察。献血の啓発イベントに向け、ボランティアの大学生らが準備をしている様子などを見学された。

また、同市では、県の木育拠点である「ぎふ木遊館」にも足を運ばれた。紀子さまは幼稚園児らと一緒に木のおもちゃを使った遊びを体験し、同館の職員によると、園児に「楽しかったね」などと声をかけられていたという。

平成16年に日本で自動体外式除細動器(AED)の一般使用が可能になってから、20年となるのを記念するシンポジウムが14日、東京都千代田区で開かれ、日本AED財団の名誉総裁を務める高円宮妃久子さまが臨席された。

久子さまはお言葉で、14年、高円宮さまが運動中に心室細動で倒れ、薨去(こうきょ)した際の状況をご説明。当時は医療従事者以外は使用できなかったAEDが、その2年後に誰もが使えるようになり、「すばらしい人命救助のツールとなりました」と振り返られた。その上で、使用に際しては、「日頃の訓練がいかに大事か」とご指摘。「まずは取り寄せて使ってみる、という意識こそが今の私たちに求められている」と述べられた。

常陸宮妃華子さまは19日、84歳の誕生日を迎えられた。

【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。

また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している扶桑社の季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。

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