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天皇、皇后両陛下、オックスフォードご訪問 紀子さま、がん患者の歌お聞きに 皇室ウイークリー(853)

産経ニュース / 2024年7月5日 12時0分

「がん患者さんが歌う第九チャリティーコンサート2024」の会場に到着し、関係者にあいさつされる秋篠宮妃紀子さま=6月30日、東京都新宿区

6月22日から英国を国賓として公式訪問していた天皇、皇后両陛下は滞在最終日の現地時間28日、お二方が留学した思い出の地であるオックスフォードに足を運ばれた。

オックスフォードではそれぞれの学び舎などを見て回り、当時の恩師ら旧知の関係者と親しくご懇談。また、皇后さまは今回の訪問に際し、大学から名誉法学博士号の学位を受けられた。天皇陛下とお二方でガウンを着て授与式に臨み、その後、学内の一角に桜の木を記念植樹された。

すべての日程を終えた両陛下は日本時間の29日、政府専用機で羽田空港に到着し、帰国された。空港では、陛下のご訪英中、国事行為の臨時代行を務めた秋篠宮さまが、秋篠宮妃紀子さまとともに出迎えられた。両陛下は秋篠宮ご夫妻とにこやかに言葉を交わし、出迎えたほかの関係者にもごあいさつ。その後、車で皇居へと向かわれた。

両陛下は帰国後、宮内庁を通じ、「大変思い出深い訪問となりました」とする感想の文書をご公表。チャールズ英国王夫妻に対する感謝の気持ちを示すとともに、「この度の訪問により、両国の国民の相互理解が更に深まり、日本と英国の友好親善と協力関係が一層進展することとなればうれしく思います」とつづられた。

陛下は30日、皇居・宮殿で、ご自身のためのおはらいの儀式「節折(よおり)の儀」に臨まれた。一方、皇居・宮中三殿に付随する神嘉殿(しんかでん)前庭ではこの日、皇族方や国民のためのおはらいの儀式である「大祓(おおはらい)の儀」が営まれ、皇族方を代表して秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまが参列された。

紀子さまは30日、東京都新宿区のコンサートホールを訪れ、「がん患者さんが歌う第九チャリティーコンサート2024」に臨席された。

コンサートでは、がん患者やその家族、医療従事者などで構成された約150人の合唱団が、ベートーベンの交響曲第9番の「歓喜の歌」を披露。紀子さまは歌声に耳を傾け、終了後、盛んに拍手を送られていた。

コンサートは、常陸宮さまが名誉総裁を務められている「がん研究会」などが主催。今回が3回目で、初回には常陸宮さまが臨席されていた。

三笠宮家の彬子さまは29日、渋谷区の明治神宮ミュージアムで明治時代のドレスに関する展覧会を鑑賞された。同日夜には港区で、ラグビーの強化試合「リポビタンDチャレンジカップ」の日本代表とマオリ・オールブラックスの試合をご観戦。彬子さまは日本ラグビーフットボール協会の名誉総裁を務められている。

7月下旬のパリ五輪開幕を前に、多くのスポーツ団体の名誉総裁に就任している高円宮妃久子さまはこの1週間、各競技の日本代表選手団の壮行会や、壮行試合などに相次いで足を運ばれた。

6月28日には、新宿区で開催されたセーリング日本代表選手団の壮行会に臨席された。30日には都内でホッケー女子の日本代表と韓国代表の壮行試合を、7月1日には渋谷区でハンドボール男子日本代表とフェロー諸島代表の国際親善試合を、それぞれご観戦。また、2日に台東区で行われたフェンシング日本代表選手団の壮行会にも出席された。

【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。

また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している扶桑社の季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。

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