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上皇后さま、90歳の卒寿お迎えに リハビリ、毎日取り組まれ

産経ニュース / 2024年10月20日 0時0分

上皇さまとともに、赤坂御用地内を散策される上皇后さま。お住まいで転倒し、骨折される2日前に撮影された。上皇后さまが身につけられているのは、婚約に際して上皇さまから贈られたブローチ=4日午後、東京都港区(宮内庁提供)

上皇后さまは20日、90歳の卒寿を迎えられた。誕生日を前に6日にお住まいの仙洞(せんとう)御所(東京都港区)で転倒され、右大腿(だいたい)骨を骨折。入院して手術を受け、13日に退院された。その後は歩行のためのリハビリを続けられている。20日に仙洞御所で行われる祝賀行事には車いすで臨み、天皇、皇后両陛下からもお祝いを受けられる予定だ。

誕生日に際し、宮内庁は上皇后さまのこの1年のご近況を紹介。元日に発生した能登半島地震の被害に心を痛め、9月の記録的豪雨を受けて、被災地の様子を一層案じられていた。今年、大学を卒業された両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまや、18歳の成年を迎えられた秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまの成長を喜び、両陛下や皇族方のご活動を静かに見守られている。

入院前から、散策中に立ち止まられることが増えるなど、体力低下が懸念されていた。お住まいでは現在、理学療法士らのサポートを受けて毎日リハビリに臨み、日課の上皇さまとの本の音読も再開されているという。

側近は「上皇陛下をお支えしたいという気持ちを強くお持ちの方。リハビリを通して早く歩けるようにと、前向きに取り組まれているようにお見受けする」としている。

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