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皇后さま、体調整えすべての行事にご出席 陛下「2人で訪英、幸せなこと」 天皇、皇后両陛下ご訪英同行記(5)

産経ニュース / 2024年6月28日 10時10分

折り紙のワークショップで、子供たちに話しかけられる天皇、皇后両陛下=27日、ロンドン(代表撮影)

ロンドンのバッキンガム宮殿で行われた晩餐会が幕を閉じた25日深夜(日本時間26日)、天皇陛下とともに、白いロングドレス姿で宿泊先のホテルへ戻られた皇后さま。「雅子さまー」と呼びかける沿道の人に、にこやかに手を振って応じられた。そのご表情には、安堵がにじんでいるようにも見えた。この日は午前中からさまざまな面会や式典などが続いたが、皇后さまは予定されていたすべての行事に出席された。

重要行事へ計画的にご臨席

22日に英国入りして以降、この日までホテルで体調を整えられていた皇后さま。訪英に際しての事前準備や、およそ14時間に及ぶフライトの疲れもあり、医師の判断を受けて休息を取られたという。25日の歓迎式典や晩餐会など、国賓としての中心的な行事に確実に臨まれるための計画的な対応だった。

その間、陛下はお一方で、日本文化の発信拠点「ジャパン・ハウス ロンドン」やご自身の「水」の研究に関わる施設のご視察、在留邦人らとの面会などに精力的に臨まれた。日本ゆかりの英国人との面会では、皇后さまを知る関係者に、「くれぐれもよろしくお伝えくださいということでした」と、陛下から皇后さまのお気持ちを伝えられる場面もあった。

皇后さまは25日の重要行事だけでなく、27日に国賓としての最後の公式行事である、国王夫妻とのお別れのあいさつにも臨まれた。

陛下のネクタイとトーンを合わせた、淡いピンクのお召し物でバッキンガム宮殿の車寄せに姿を見せた皇后さまは、カミラ王妃と見つめ合いながら言葉を交わし、最後に、チャールズ国王、カミラ王妃それぞれと頰を合わせてごあいさつ。限られた時間の中で、国王夫妻との距離を縮められたように感じられた。

よりリラックスしたご表情

皇后さまはこの日、V&A(ビクトリア&アルバート)子供博物館の視察にもご同行。公式行事以外では初めてとなるお二方での日程で、よりリラックスした陛下のご表情が印象的だった。

お二方は英国滞在最終日の28日、共通の留学先であるオックスフォード大に私的に足を運ばれる。

前日の27日、視察先で報道陣の問いかけに応じた陛下は、「雅子にとってもこのイギリスは思い出の地ですので、2人でもって立つことができたことは、本当に幸せなことだという風に思っております」と、笑顔を見せられた。(ロンドン 緒方優子)

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