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札幌で「特区」記念フォーラム 北海道のGX推進に期待 再エネ潜在力に高い評価

産経ニュース / 2024年7月11日 19時41分

オンラインを含めて1000人超が参加した特区指定の記念フォーラム=11日午後、札幌市中央区(坂本隆浩撮影)

北海道と札幌市が先月、金融庁の「金融・資産運用特区」と内閣府の「国家戦略特区」に指定された記念フォーラムが11日、札幌市内で開かれた。推進活動を進めてきた21の産学官金からなる共同体「チーム札幌・北海道」などの主催。地元経済界などとオール北海道で取り組みを進める機運醸成の機会づくりとして企画され、オンラインを含めて1000人以上が参加した。

北海道の鈴木直道知事は開会あいさつで、次世代半導体の拠点整備や日本最大級のデータセンター立地、洋上風力発電の有望区域選定など道内でGX(グリーントランスフォーメーション)産業の集積が進みつつあるとし、「世界中からGXに関する資金や人材、情報が集積する世界の金融センターを目指すためには道外からの参画も重要。GX特区を通じて北海道のさらなる活性化に取り組みたい」などと述べた。

札幌市の秋元克広市長は「北海道が持つ再エネのポテンシャルを生かしてGXの産業の集積を図り、本道経済を高めていく。多額な資金と人材が必要だが、特区の規制緩和を活用しながら実現していきたい」と語った。

基調講演した資源エネルギー庁の井上博雄省エネルギー・新エネルギー部長は、北海道における洋上風力発電の可能性や2050年のカーボンニュートラル実現に欠かせない水素を巡る動きなどを紹介し、再エネ潜在力が高い北海道の将来可能性を評価。金融庁の担当者は地域の機運醸成が重要との認識を示した。

金融機関や風力発電事業者、北海道幹部などを交えた意見交換も行われ、北海道のGX推進に向けた課題や展望などについて話し合った。(坂本隆浩)

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