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「風発事業は中止を」北海道の市民団体、道に署名提出 石狩の4事業で健康被害など懸念

産経ニュース / 2025年1月24日 19時3分

会見で風力発電の問題点を訴える市民の会メンバーら=24日午後4時すぎ、北海道庁(坂本隆浩撮影)

北海道石狩市と当別町で計画されている4つの風力発電事業について、地元住民らでつくる「石狩湾岸の風力発電を考える石狩市民の会」と「風力発電を考える当別町民の会」が24日、中止を求める1364筆の計画反対署名を北海道に提出した。事業が行われている石狩市と当別町、環境省などにも提出するという。

両団体が中止を求めているのは、①(仮称)北海道厚田風力発電事業(東急不動産)②(仮称)石狩市厚田区聚富(しっぷ)望来風力発電事業(一般社団法人開発44号)③(仮称)石狩郡当別町西当別風力発電事業(同)④(仮称)石狩聚富風力発電事業(市民風力発電関連会社)―の4事業。最大で57基の風車が設置されるという計画に反対し、昨年9月末から署名活動を行ってきた。

石狩市民の会の粕谷奈保子共同代表は、自身を含めて低周波音による健康被害が地元住民に出ていることを強調。「希少猛禽(もうきん)類を含む野鳥など自然環境への影響、地形変化による土砂災害の危険性、景観破壊への懸念がある」などと述べた。

また、地元住民に対する説明の手法なども挙げて「事業者に強い不信感がある。風力発電事業の問題点を知ってほしくて署名活動を行い、会見も開いた」と語った。署名を受け取った道担当者からは「事業者に伝える」などの返答があったという。

北海道では、道北地方を中心に陸上や海上風力発電事業が進んでいるが、近年は自然への影響などを懸念する地元住民らの反対運動が活発化している。(坂本隆浩)

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