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H3ロケット打ち上げ、悪天候で2月2日に延期 責任者「機体は順調、実績重ねたい」

産経ニュース / 2025年1月30日 14時37分

記者会見するJAXAの有田誠プロジェクトマネージャ=30日、鹿児島県南種子町(伊藤壽一郎撮影)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで記者会見を開き、2月1日に同所で予定していた次世代主力ロケット「H3」5号機の打ち上げを、翌2日に延期すると発表した。発射場周辺の悪天候が予想され、安全な飛行が困難と判断した。打ち上げ時間帯は午後5時半~同7時半。打ち上げの予備期間は3日~3月31日。

JAXAの有田誠プロジェクトマネージャは、「5号機の進路に、ロケットが通ると雷を誘発する『氷結層』という氷の粒の層の発生が予測されるなどしたため、延期を決めた」と説明。機体そのものについては「整備は順調に完了している。搭載する衛星をきちんと軌道に届けて、H3ロケットの実績を重ねていきたい」と語った。

5号機は、内閣府の準天頂衛星「みちびき」6号機を搭載する。みちびきは、カーナビゲーションシステムなどに利用されている米国の衛星利用測位システム(GPS)の日本版。これまでに4基を打ち上げており、令和7年度までに7基体制に拡充する。製造上の都合で打ち上げは順不同となっており、6号機が追加分の第1弾となる。

7基体制になると、通常の測位は日本の準天頂衛星だけで可能になる。GPSを併用すると、測位の誤差は最高でわずか6センチという高精度な計測を実現できるという。

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