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H3ロケット5号機、きょう午後5時半に打ち上げ 4機連続成功で日本の高い技術力を示す

産経ニュース / 2025年2月2日 11時9分

種子島宇宙センターで打ち上げを待つH3ロケット5号機=2日午前7時27分、鹿児島県南種子町(伊藤壽一郎撮影)

日本の次世代主力ロケット「H3」5号機が、2日午後5時半に種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げられる。H3は2号機以降、順調に打ち上げの成功を積み重ねており、今回も成功すれば4機連続となり高い技術力を実証できる。衛星の打ち上げ需要増で急拡大が続く宇宙ビジネス市場における、日本の存在感の向上にもつながりそうだ。

5号機は2日午前3時、大型ロケット組立棟から移動発射台でゆっくりと動き始め、約30分かけて約400メートル離れた発射地点まで移動した。その後、配管の接続や燃料の充塡、電気系統のチェックなど、打ち上げに向けた最終段階の作業を進めている。

カーナビゲーションシステムなどに使われる米国の衛星利用測位システム(GPS)の日本版を担う、内閣府の準天頂衛星「みちびき」の6号機を搭載。打ち上げの約29分後に分離する計画だ。

H3は、近く50号機を打ち上げ引退する現在の主力ロケット「H2A」の後継機だ。民間企業の衛星打ち上げ需要の大量獲得を狙って、打ち上げ費用をH2Aの半額の約50億円、打ち上げまでの期間も半分の約1年に削減。世界最高水準の打ち上げ成功率97・9%を誇るH2A譲りの高い信頼性と、企業の使いやすさを売り物にしている。

だが一昨年3月に初号機が打ち上げに失敗し、2号機以降は信頼回復の道のりとなった。それでも、5号機が成功すれば打ち上げ成功率は80%に到達。堂々と日本の高い技術力をアピールし、宇宙ビジネス市場において存在感を示せる段階まで信頼を回復できそうだ。

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