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藤井聡太棋聖が防衛し5連覇、最年少永世称号 ヒューリック杯棋聖戦第3局で山崎八段下す

産経ニュース / 2024年7月1日 18時55分

シリーズ3連勝でタイトルを防衛、棋聖5連覇を達成した藤井聡太棋聖(右)と敗れた山崎隆之八段=1日午後、名古屋市中区の万松寺(甘利慈撮影)

将棋の藤井聡太棋聖(21)=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将=に山崎隆之八段(43)が挑んだヒューリック杯第95期棋聖戦五番勝負(産経新聞社主催、ヒューリック特別協賛)の第3局が1日、名古屋市中区の万松寺で指され、後手の藤井棋聖が100手で勝ち、シリーズ3連勝でタイトルを防衛、棋聖5連覇を達成した。藤井棋聖は棋聖獲得が通算5期となり、自身初の永世称号となる「永世棋聖」の資格を獲得した。

21歳11カ月での永世称号の資格獲得は、中原誠十六世名人(76)が昭和46年8月に第18期棋聖戦五番勝負で5期目の棋聖を獲得して達成した23歳11カ月の最年少記録を53年ぶりに更新した。

藤井棋聖は獲得タイトルを通算23期(歴代6位)に伸ばした。

藤井棋聖は今シリーズ、タイトル全8冠を保持して防衛戦に臨んだ。しかし、6月20日の第9期叡王戦五番勝負第5局で叡王を奪われ、7冠に後退した。初のタイトル失冠後に迎えた対局とあって注目されたが、しっかりと勝ち切った。

山崎八段は15年ぶりに2度目のタイトル戦に挑戦したが、悲願の初タイトルはならなかった。

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