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昼食休憩前に歩をぶつけた藤井棋聖 山崎八段は「魅せる将棋」 棋聖戦第3局中盤情勢

産経ニュース / 2024年7月1日 13時28分

【将棋 ヒューリック杯第95期棋聖戦五番勝負第3局】対局に臨む藤井聡太棋聖、山崎隆之八段(右)=1日午前9時2分、名古屋市中区の万松寺(恵守乾撮影)

将棋の藤井聡太棋聖(21)=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将=に山崎隆之八段(43)が挑む「ヒューリック杯第95期棋聖戦五番勝負」(産経新聞社主催)の第3局は1日、名古屋市中区の万松寺で指されている。

藤井棋聖は今シリーズ、5連覇を達成すると棋聖通算5期で、自身初の永世称号となる「永世棋聖」の資格を獲得する。中原誠十六世名人が持つ永世称号資格獲得の最年少記録、23歳11カ月を塗り替える。

一方、15年ぶり2度目のタイトル挑戦となった山崎八段。15年前に砕かれたタイトル奪取の夢をかなえたいところだ。

藤井棋聖2連勝で迎えた第3局。立会人の久保利明九段の合図で午前9時、対局が始まった。先手の山崎八段は飛車先の歩を突くと、藤井棋聖も飛車先の歩を突いた。

2連敗で迎えた山崎八段の作戦が注目された本局だが、お得意の相掛かりを選択。藤井棋聖も得意な戦法だけに、藤井棋聖の地元・名古屋での決戦は、がっぷり四つの戦いとなった。

静かに駒組みが進む。そんな中、山崎八段が27手目に▲5六銀と上がる。久保九段は「山崎さんの特徴が出た。攻めの手で、工夫がみられる」と解説する。銀を中心に盤面制圧しようとする山崎八段の力強さで、久保九段は「魅せる将棋」と表現した。

対する藤井棋聖。8冠から7冠に後退したとはいえ、藤井棋聖の指し手には迷いもなく、「いつも通り。自然な指し手で着実に進めている」(久保九段)。

正午の昼食休憩前、藤井棋聖が7筋、6筋で歩をぶつけてきた。久保九段は「藤井棋聖が攻めて、山崎八段が受ける展開」。だが、山崎八段はバランスを重視するだけに、まだまだ中盤戦が続きそうだ。

対局はインターネット動画配信サービス「ABEMA」の将棋チャンネルでライブ放送。検索は「ABEMA 将棋チャンネル」。(田中夕介)

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