藤井棋聖「多くの人に注目を」、山崎八段「ベスト尽くす」と決意表明 棋聖戦第３局前夜祭

藤井聡太棋聖（壇上左）、山崎隆之八段（同右）が出席した前夜祭には、プロ野球中日などで活躍し監督も務めた与田剛さんや大相撲の武蔵川親方らが駆け付けた＝３０日午後、名古屋市中区の万松寺（恵守乾撮影）

将棋の藤井聡太棋聖（２１）＝竜王・名人・王位・王座・棋王・王将＝に山崎隆之八段（４３）が挑戦する「ヒューリック杯第９５期棋聖戦五番勝負」の第３局が７月１日に行われるのを前に、対局会場がある名古屋市中区の万松寺で３０日夕、前夜祭が行われ、両対局者が決意表明をした。

ファンや関係者ら約１８０人が集まる中、主催する産経新聞社の鈴木裕一常務は「２人のご健闘を祈ります」と述べ、日本将棋連盟の佐竹康峰常務理事は「年齢差２０歳の戦いに声援を」、ヒューリックの西浦三郎会長は「２人でいい棋譜を作ってください」とあいさつした。万松寺の大藤元裕住職は「気持ちよく対局していただけるよう、スタッフ一同頑張ります」と歓迎の言葉を述べた。

藤井棋聖は「多くの人に注目していただけるような対局を」、山崎八段は「自分のベストを尽くして戦いたい」とそれぞれ抱負を語った。

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対局はインターネット動画配信「ＡＢＥＭＡ」将棋チャンネルでライブ放送。検索は「ＡＢＥＭＡ　将棋チャンネル」。