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将棋の西山女流三冠 プロ試験、白星発進 初の女性棋士目指す

産経ニュース / 2024年9月10日 18時44分

棋士編入試験第1局の感想戦で対局を振り返る西山朋佳女流三冠 =10日午後、東京都渋谷区の将棋会館(鈴木健児撮影)

女性初の将棋棋士を目指す西山朋佳女流三冠(29)=白玲・女王・女流王将=は10日、東京・千駄ケ谷の将棋会館でプロ棋士編入試験五番勝負の第1局に臨み、高橋佑二郎四段(25)を下し、白星スタートを切った。

試験は新人棋士5人と対局し、3勝すればプロの四段となる。1カ月に1対局のペースで実施され、第2局は10月2日、山川泰熙四段(26)と対戦する。

第1局の対局は西山女流三冠の後手番。西山女流三冠の攻めを高橋四段が受ける展開で進んだが、西山女流三冠が持ち前の終盤力を発揮し、132手で押し切った。

終局後、西山女流三冠は「一手一手難しく、気の抜けない将棋だった。(第2局以降も)全力を尽くしたい。目の前の一局一局を頑張りたい」と話した。

現行制度の受験者は、女性初の福間香奈女流五冠(32)=清麗・女流王座・女流名人・女流王位・倉敷藤花=に続いて5人目。福間女流五冠以外の男性3人はいずれも合格している。

将棋のプロは棋士と女流棋士がいて、制度が異なる。棋士になるには棋士養成機関「奨励会」を卒業するか、編入試験合格が条件となっている。

西山女流三冠は奨励会の最高段位である三段まで昇段。令和2年、プロへの最終関門となる三段リーグで14勝4敗の好成績を収めながらも、棋士になる2位までに入れず、3位に終わっって涙をのんだ。3年に奨励会を退会し、女流棋士に転向。指し手の力強さから「剛腕」の異名を持つ。

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