藤井棋聖が一気に王手か、山崎八段がタイに戻すか ヒューリック杯棋聖戦１７日に第２局

降り始めた雨に手をかざす山崎隆之八段（奥）、藤井聡太棋聖＝１６日午後、新潟市西蒲区岩室温泉の「高志の宿高島屋」（恵守乾撮影）

将棋の藤井聡太棋聖（２１）＝竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将＝に山崎隆之八段（４３）が挑むタイトル戦「ヒューリック杯第９５期棋聖戦五番勝負」（産経新聞社主催）の第２局が１７日、新潟市西蒲区岩室温泉の「高志の宿高島屋」で指される。

先勝した藤井棋聖が５連覇に王手をかけるか、山崎八段が初タイトルに向けてタイに戻すか。両者は１６日午後、対局場で使用する盤や駒、照明の具合を確認する検分を行った。

検分後、藤井棋聖は「第２局も定跡から外れ、力が問われると思う。集中して頑張りたい」、山崎八段は「厳しい戦いが予想される。序盤戦から粘り強く指していきたい」と、それぞれ意気込みを語った。

棋聖戦は持ち時間が各４時間の１日指し切り制。立会人は中村修九段、副立会人は梶浦宏孝七段がそれぞれ務める。