「将棋という日本の文化、今後も社会に還元」将棋連盟創立100周年で羽生善治会長が挨拶

挨拶する日本将棋連盟の羽生善治会長＝8日午前、東京都渋谷区（酒井真大撮影）

将棋の日本将棋連盟の創立100周年に当たる8日、同連盟は東京都内のホテルで創立100周年記念式典を行った。式典には棋士や女流棋士、棋戦関係者ら約700人が出席。同連盟設立100年の節目を祝った。

式典では冒頭、同連盟が作成した100年を振り返るビデオが会場内に流された。その後、あいさつに立った羽生善治会長（53）が「将棋は人間同士が対局をしてコミュニケーションを図るのが基本で原点。将棋という日本の文化を後世に良い形で残していこうという、たくさんの人の思いがあった。これから先も良い関係を増やすよう社会に還元できるよう頑張りたい」と語った。

同連盟によると、大正13（1924）年9月8日、同連盟の前身となる「東京将棋連盟」が結成。この日を創立記念日と定めたという。

式典では、みんなで決める「百年の名局賞」や抽選会などが行われた。