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昼食休憩前に動いた山崎八段、後手4五桂 藤井棋聖の応手に注目、棋聖戦第2局中盤情勢

産経ニュース / 2024年6月17日 12時34分

一手目を指す藤井聡太棋聖。右は山崎隆之八段=17日午前9時、新潟市西蒲区の「高志の宿 高島屋」(恵守乾撮影)

将棋の藤井聡太棋聖(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将=に山崎隆之八段(43)が挑む「ヒューリック杯第95期棋聖戦五番勝負」(産経新聞社主催)の第2局は17日、新潟県西蒲区岩室温泉の「高志(こし)の宿 高島屋」で指されている。

藤井棋聖は今シリーズ、5連覇を達成すると棋聖通算5期で、自身初の永世称号となる「永世棋聖」の資格を獲得する。中原誠十六世名人が持つ永世称号資格獲得の最年少記録、23歳11カ月を塗り替える。

一方、15年ぶり2度目のタイトル挑戦となった山崎八段。15年前に砕かれたタイトル奪取の夢をかなえたいところだ。

藤井棋聖先勝で迎えた第2局。立会人の中村修九段の合図で午前9時、対局が始まった。先手の藤井棋聖はいつも通り、飛車先の歩を突いた。

対する山崎八段の作戦が注目された本局。「山崎八段は角道を止め、相手の動きを見て、居飛車か振り飛車かを決める」(中村九段)戦い方を選んだ。

藤井棋聖が端歩を受けず、▲3六歩と急戦含みの戦いを見せたことで、山崎八段は飛車を2筋に展開する向かい飛車に構えた。

午前中は互いに駒組みが続く展開となった。中村九段は「一手一手が難しい」と、対局を見守っている。

このまま駒組みが続くと思われたが、昼食前に山崎八段が38手目で△4五桂と跳ねた。中村九段は「山崎八段は千日手(引き分け)も視野に待機すると思った。積極的に動いていった手です。藤井さんも、ここで考えると思います」と驚いた。

中村九段の言葉通り、藤井棋聖の手が止まり、そのまま昼食休憩に入った。

対局はインターネット動画配信サービス「ABEMA」の将棋チャンネルでライブ放送。検索は「ABEMA 将棋チャンネル」。

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