藤井聡太が8冠から陥落、全タイトル保持の難しさ 羽生善治や井山裕太も1年以内に失冠
産経ニュース / 2024年6月20日 19時47分
将棋の藤井聡太八冠(21)=棋聖・竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将=が20日の第9期叡王戦五番勝負第5局で伊藤匠七段(21)に敗れて叡王のタイトルを失い、7冠に後退した。昨年10月に成し遂げた将棋界初の八大タイトル独占は8カ月余りで崩れた。過去に将棋では日本将棋連盟の羽生善治会長(53)、囲碁では井山裕太十段(35)=王座・碁聖=が2度、全冠独占を達成しているが、いずれも1年以内で失冠。タイトルを防衛することの難しさを物語る結果となっている。
羽生会長は将棋のタイトルが7つだった平成8年2月、王将戦でライバルだった谷川浩司氏(62)を破り、史上初の7冠に輝いた。しかし、同年7月に棋聖のタイトルを失い、5カ月余りで全冠保持から陥落した。
一方、井山三冠は28年4月に十段戦で勝利し、囲碁界初の7冠独占を達成。ただ、同年11月に名人位を失い、半年余りで6冠に後退した。
しかし、その後も6つのタイトルは維持し続け、翌29年10月に名人位を奪還して2度目の7冠を達成。今度は30年8月に碁聖のタイトルを失うまで、9カ月余りにわたって7冠を維持した。
藤井七冠は現在、ヒューリック杯第95期棋聖戦五番勝負で2連勝中。7月1日の第3局には、棋聖戦5連覇と「永世棋聖」の資格獲得を懸けて臨む。今後も他のタイトルを守り続け、8冠に再び挑戦する機会が訪れるか注目される。
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