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盆栽・流鏑馬が好評 訪日客誘致へ茨城県が視察ツアー、首都圏コンシェルジュら20人招く

産経ニュース / 2024年7月30日 12時20分

日本で唯一、西洋人が所有する盆栽園も体験した=茨城県阿見町(同県提供)

訪日客(インバウンド)を呼び込もうと、茨城県は首都圏の一流ホテルで旅行客らと日常的に接するコンシェルジュに県内観光を体験してもらう視察ツアーを開催した。盆栽や流鏑馬といった体験型施設が好評で、県は「誘客促進へ手応えがあった」とする。

魅力ある「旅ナカ」滞在先に

県PR・誘致チームによると、都内の高級ホテルなどで勤務するコンシェルジュは、長期間滞在する欧米の富裕層の旅行客から日帰りや1泊で楽しめる旅先を相談されることが多く、中でも、和食を中心とした食事と日本酒、歴史や侍文化への関心がとりわけ強いという。

このため、同チームは首都圏から短時間での訪問が可能で、多様な日本文化の体験施設を有する本県が、旅行客にとって魅力ある「旅ナカ」の滞在先になりうると判断し、コンシェルジュらの体験を通じて茨城の魅力を発信することにした。

視察ツアーには、ホテルコンシェルジュの世界的なネットワーク「レ・クレドール」に所属する約20人が参加。国内で唯一、西洋人が所有する盆栽園「Tree House Bonsai」(阿見町)を視察してもらい、レストラン「彩美亭」(笠間市)では県産ブランド豚「常陸の輝き」を用いたランチを振舞った。

「大和ホースパーク」(桜川市)では、和装での流鏑馬を体験。「磯蔵酒造」(笠間市)では、「いばらきデザインセレクション」に選ばれた酒蔵見学や試飲を体験した。

「非常に受ける」と太鼓判

都内のホテルで勤務する男性コンシェルジュは「盆栽に対するインバウンドの興味は年々上がっているので、ここを知ることができたのはありがたい。ネーティブの方が英語で説明してくれるのも安心してお勧めできる」と高く評価。酒蔵を見学した女性コンシェルジュも「蔵元から酒造りへの情熱が聞けた。この体験をお客さまにも伝えたい」と話した。

流鏑馬を体験した別の女性コンシェルジュは「海外からは侍文化に対する問い合わせが多い。東京からこんな近くに、こうした施設があることは驚き。和装で実際に馬に乗って弓を射る体験ができるので非常に受けると思う」と〝太鼓判〟を押した。

こうした声を踏まえ、同チームは「盆栽や流鏑馬といった体験型のコンテンツを楽しんでもらえることが再認識できた。今後もインバウンド向けのコンテンツを掘り起こし、コンシェルジュの皆さんに継続的に情報提供することで、インバウンド誘致につなげていきたい」と話した。(森山昌秀)

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