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古代蓮会館 翔んで埼玉登場の「行田タワー」 田んぼアートと蓮の花鑑賞も  埼玉「館」巡り

産経ニュース / 2024年9月14日 12時0分

古代蓮会館の外観と古代蓮の花=埼玉県行田市(同会館提供)

埼玉県への愛ある「ディスり(けなし)」で話題を集めた映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」(令和5年11月公開)。この作品に「行田タワー」として登場したことから、一躍全国に存在が知られるようになった。

「来館者が週末を中心に増えた。年末年始の休館日を急遽(きゅうきょ)短縮したほど」

同館の山子学主幹はそう振り返る。市は映画効果を持続させるため、「行田タワー」を正式名称に採用。今後、タワー部分に巨大看板を設置し、映画との相乗効果を高めていくという。

そのタワー展望室に行ってみた。360度大パノラマが広がり、晴天だと富士山、東京スカイツリー、赤城山が臨めるそうだ。そして眼下には青々とした水田風景がどこまでも続いていた。

「周りに高層ビルがなく関東平野を一望できます。市民には当たり前の風景でも、観光客らからは『こんな広大な田んぼ見たことない』と喜ばれます」(山子さん)

もう一つの目玉が展望室から見られる「田んぼアート」だ。色彩の異なる複数の稲を植えて絵柄などを表現するもので、毎年テーマを変えて観光客らの目を楽しませる。今年度は能登半島地震からの復興祈念がテーマになっている。

同館が立地するのは広さ約14ヘクタールの大公園「古代蓮の里」。園内のハス池に原始的な形態を持つ1400年~3000年前の古代蓮を含め42種類約12万株が植わっており、6月~8月のシーズンはかれんなピンクや白などの花がハス池一面に広がるという。

古代蓮の神秘的な美しさに触れながら、いにしえの時代に思いをはせる。そんな自然体験を楽しめることも魅力の一つといえそうだ。(柳原一哉)

■古代蓮会館 古代蓮など蓮の花が楽しめる公園「古代蓮の里」内に、平成13年4月開館。古代蓮が池の水面から立ち上がる様子をイメージしたという高さ50メートルの展望タワーが目玉。古代蓮の解説やジオラマなどがある展示室や研修室、売店も設けられている。

■アクセスガイド 埼玉県行田市小針2375の1。JR行田駅から市内循環バス。東北自動車道羽生インターチェンジ(IC)から約12キロ。駐車場あり。休業日は月曜。営業時間(通常期)午前9時~午後4時半。入館料大人400円、小中学生200円。

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