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茨城空港の5年度国内線旅客数は最多70万人 中国便再開せず国際線低調、他路線誘致も

産経ニュース / 2024年6月18日 13時39分

茨城空港(茨城県提供)

茨城空港(茨城県小美玉市)の令和5年度の旅客数のうち、国内線の利用者は約70万人で過去最多だったことが、国土交通省東京航空局が公表した速報値で分かった。全体の旅客数も過去3番目に多い約75万人。旅客需要が大幅に回復したことが要因とみられる。

茨城県空港対策課によると、5年度の旅客数は74万8396人(国内線70万108人、国際線4万8288人)。国際線も含めた全体の旅客数が過去最多だった元年度の77万6002人(国内線63万5279人、国際線14万723人)と同水準にまで回復し、全体の旅客数は過去3番目、国内線に限ると過去最多となった。

国内線が好調な要因について大井川和彦知事は記者会見で、「県によるツアー企画や広報などに取り組んだ結果、訪日客(インバウンド)などが増え、利用客が戻ってきている」との見方を示す。加えて、昨年5月の新型コロナウイルス「5類」移行に伴い、旅客需要が大幅に回復したことなども要因とみている。

一方で、5年度の国際線は定期便3路線のうち台湾・台北便が1年を通じて運航したものの、中国の航空会社の上海、西安の2路線の運休が続いている影響もあり、元年度の3、4割程度にとどまっている。同路線が再開しない理由としては、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡る中国政府の対応が影響しているとみられる。

大井川知事は国際線について「中国の定期便に再開の気配がないのは大きな問題だが、(中国の航空会社は)高松や佐賀といった他県の空港では増便している。中国政府の方針なども含め、影響している可能性が高いと見ざるを得ない」との見解。また「定期便の枠を含め、他のフライト誘致も考え、(中国の航空会社に)その旨、伝えていくことも必要だ」と強調した。

この定期便の枠について県は既に他社フライトの誘致に向けた働きかけを進めているといい、国の手続きなどを経て実現を目指す考えだ。

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