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日本一の千葉県産ナシ、出荷スタート 8月から販売会やPR動画配信 熊谷俊人知事も試食

産経ニュース / 2024年7月26日 19時2分

今年も千葉県産ナシの出荷が始まった。24日にいすみ市と一宮町の農家が育てたナシ「幸水」が出荷されたのを皮切りに、順次、首都圏のスーパーの店頭などに並ぶ。主要な県産品の販売に力を入れる県も、販売会やPR動画で後押しする。

県産ナシは甘味が強い幸水に続き、「豊水」「あきづき」「新高」「秋満月」の順に出荷され、10月上旬まで続く。

県によると、今春、中国国内で発生した、果樹の枝や葉を枯らす「火傷病」の影響で、人工授粉に必要な中国からの花粉の輸入停止に見舞われたが、今年の生育状況は「例年並み」という。

県内のナシ栽培は江戸時代、水はけのよい土壌に恵まれた八幡地方(現・市川市)で始まったと伝わる。

その後、品質改良を重ねた県産ナシは市場から高い評価を得ている。令和4年の収穫量(1万9200トン)と栽培面積(1320ヘクタール)、産出額(65億円)はいずれも日本一だった。県内の自治体別では白井市が最も盛んだ。

生産を後押しする県は昨年から県産ナシを「県の顔」と位置づけ、国内外に集中的に売り込んでいる。

今年は新たな取り組みとして、出荷が本格化する8~9月に3回、販売会を開く。8月10日にはJR東京駅構内のグランスタ八重洲内イベントスペース、同24日には東京駅地下1階のイベントスペース「スクエア ゼロ」、9月21日はそごう千葉店1階の京成千葉駅西口前広場で行われる。県産ナシをデザインした手土産用の化粧箱も試作した。

8月以降は、テレビコマーシャルやスーパーの売り場でPR動画を配信する。

「ナシは好物だ」という熊谷俊人知事は7月25日の記者会見で出荷が始まったばかりの幸水を試食し、「みずみずしくて甘い。大変おいしい」と太鼓判を押した。

県産ナシの販売会について「日本一と歴史的に伝統のあるナシ産地をプロモーションしたい」と意欲を示した。(岡田浩明)

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