国の指針値の４２０倍の有毒物質含有 千葉県内の水路の上流域で確認

千葉県は９日、柏市と白井市の境を流れる金山落と呼ばれる水路に流れ込む２本の水路の上流域などで、６月に行った水質調査の結果を発表した。ＰＦＯＳやＰＦＯＡといった有害な有機フッ素化合物の値が、国が定める暫定指針値の最大４２０倍になった場所があった。

県は３月の調査で、金山落での値が国の指針値を超えたため、６月にさらに上流へと範囲を広げ、近隣の大津川でも調査した。その結果、新たに調べた計１２カ所のうち４カ所で国の指針値を超えた。大津川で調べた７カ所では、いずれも国の指針値を下回った。

県は柏、白井、鎌ケ谷の３市と引き続き水質調査を行う。