訪日客、9月時点で昨年1年間上回る 過去最高の2688万人 円安追い風

外国人観光客でにぎわう嵐山周辺＝4月20日、京都市右京区（渡辺恭晃撮影）

日本政府観光局（JNTO）は16日、今年1～9月の訪日外国人客数の累計（推計）が2688万200人に達し、昨年1年間の累計（2507万人）を上回ったと発表した。過去最高だった令和元年の累計3188万人を上回るペース。新型コロナウイルス禍からの回復が進むなか、円安が追い風となった。

9月単体では287万2200人で、前年同月比31・5％増。コロナ禍前の元年同月比でも26・4％増となり、8カ月連続で月ごとの過去最高を記録した。

また、7～9月の旅行消費額は前年同期比41・1％増の1兆9480億円。国・地域別では中国が5177億円、台湾2844億円、韓国2285億円、米国1860億円、香港1677億円の順となった。