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インド・ガンガサガールの写真展 「自然との共生伝えたい」と小池さん 東京で23日まで 写真紀行・瀬戸内家族

産経ニュース / 2024年9月13日 12時0分

写真展の案内

今回の写真は、昨年の夏休みに家族でインドを旅した時の一枚になる。一階が牛小屋で二階が人の住居となる築二百年の古民家。そこに暮らす友人家族と並んで撮影したものになる。

インドの写真をこうして選んだのは、九月十二日から東京のOMシステムギャラリー(旧オリンパスギャラリー東京)でインドにまつわる新作写真展を行う予定にしているからだ。

といっても、今回は家族が写る写真は一枚もない。ガンジス川の河口に広がる世界最大級の大デルタ地帯。その西端に浮かぶガンガサガールという島が作品の舞台になる。

海からの恵みと災厄を受け入れつつ慎(つつ)ましく生きる人々の姿に魅せられ、その島を訪ねはじめて早いもので二十五年が経(た)つ。「瀬戸内家族」が半径五メートルの小さな視点から世界を照射しているのに対し、今回は生命原理や自然観といった大きな命題とも向き合っている。インドの新作発表はかれこれ十年ぶりになるから自分でもとても楽しみだ。

なお、展示にあわせて写真集「THE DELTA」も刊行する。「瀬戸内家族」のささやかな世界から荒々しい自然世界まで。自分の活動の両輪が出揃い今は頑張ろうという想いで一杯だ。

写真展「THE DELTA~ガンジスの海・聖なる島」は東京都新宿区西新宿1の24の1、エステック情報ビルB1階「OM SYSTEM GALLERY」(03・5909・0190)で12日から開催中、23日まで。17、18日休館。開館時間は10~18時、最終日の23日は15時まで。

小池さんは「ガンジス川の河口にあるガンガサガール島は自然災害の常襲地帯ですが、そこに住む人々は、自分たちも自然界の一部という意識で心の安寧を保っています。そうした姿を通して、人と自然の関係性を問い直してみたいと思います」と話している。

こいけ・ひでふみ 写真家。東京生まれ。米国高校卒後、インドや瀬戸内等の作品を発表。広島・因島を中心に撮影した写真集「瀬戸内家族」(冬青社)を出版。

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