行基ゆかりの喜光寺でハスが開花 「ロータスロード」も

開花したハス＝奈良市の喜光寺

奈良時代の僧、行基ゆかりの喜光寺（奈良市）で、夏の到来を告げるハスの花が咲いている。市観光協会ではハスで彩られる同寺と西大寺、唐招提寺、薬師寺（いずれも同市）を巡るイベント「奈良・西ノ京ロータスロード」を８月１２日まで行っている。

喜光寺では平成７年からハスを育てており、現在では約８０種、２５０鉢が順に白やピンクの清らかな花を咲かせる。今年は５月末に最初の花が咲き、次第に境内を彩っている。小林澤應副住職は「ハスの花を見て和やかな気持ちになっていただければ」と話す。

ハスは午前中に花を開いて午後には閉じ、見頃は７月上旬頃になりそうという。拝観料は５００円。

ロータスロードでは４寺院の共通拝観券（４千円、オリジナルグッズ含む）を販売し、同券提示で特別御朱印（別に納経料必要）を授与する。今年は新企画「読経とお話」も行う。ロータスロードについて問い合わせは奈良市観光協会（０７４２・３０・０２３０）。