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熱中症対策に「浴トレ」…暑さに体を慣らし、体内から熱を逃す発汗機能を 知ってる?!

産経ニュース / 2024年6月26日 8時0分

バスクリンつくば研究所での入浴試験の様子

暑さに加え、湿度も高まるこの季節。暑さに体を慣らし、熱中症になりにくい体を作る「暑熱順化」に取り組みたい。体内から熱を逃してくれる発汗機能を、ジョギングなど汗をかくトレーニングを習慣化することで高めるものだ。長めの全身浴「浴トレ」が取り入れやすいと注目されている。

入浴と暑熱順化の関係性に早くから注目し、研究を続けているのが、アース製薬傘下のバスクリン(東京都千代田区)。入浴中の発汗量の変化などを調べる入浴試験や、入浴に関する意識調査などを行っている。

薬学が専門の同社つくば研究所フェロー、石沢太市さんによると、浴トレでは約40度の「少し温かさを感じる程度の」湯に10~15分、肩までつかる全身浴を2週間続けることが重要という。「普段運動をしない人や汗をかきにくい人ほど、発汗機能が改善されやすい」と話す。

同社が30~50代の男性15人を対象に浴トレを行った調査では、実験後は発汗開始時の体温が約0・1度下がり、汗をかき始めるタイミングも約1分早まった。入浴剤やストレッチを併用して血流を促進することで、より早く暑熱順化できるという。

同社の意識調査では、夏場にシャワーしか浴びない人は約4割といい、石沢さんは「浴トレで体を温めることは、良い睡眠にもつながる。お風呂を活用して、暑い夏も健康に楽しんでほしい」と話している。(取材協力 バスクリン)

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