大津市、桐畑家・北川家・川村家の3住宅、歴史的風致形成建造物に指定 民間初

川村家住宅

大津市は20日、市内の桐畑家住宅（中央）と北川家住宅（京町）、川村家住宅（中央）の3件を歴史的風致形成建造物に指定すると発表した。10月1日付で、民間の建造物としては市初となる。

指定されたのは、桐畑家住宅の主屋と離れ、土蔵▽北川家住宅の主屋と土蔵▽川村家住宅の主屋。

市では歴史的風致維持向上計画の重点区域（堅田、坂本、大津百町地区）内にあり、さらなる保存・活用推進のため歴史的風致の形成上必要かつ重要と認められた場合、地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律に基づき、歴史的風致形成建造物として指定している。

市歴史的風致形成建造物の指定候補としている24件の建造物中、今回の3件の所有者から指定の同意が得られた。

桐畑家住宅は第2号、北川家住宅は第3号、川村家住宅は第4号として指定する。第1号は市所有の旧岡本家住宅（公人屋敷）で、令和4年3月25日に指定した。

指定に伴い、市オリジナルの指定標識（プレート）も交付する。