1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. カルチャー

「単なるパレードではない」飲食提供の京都・祇園祭観覧席に八坂神社宮司が苦言

産経ニュース / 2024年6月14日 13時24分

八坂神社の野村明義宮司

京都・祇園祭のハイライトとなる前祭(さきまつり)の山鉾(やまほこ)巡行(7月17日)で、京都市観光協会が酒類を含む飲食を提供する有料の「プレミアム観覧席」を販売したことを八坂神社(京都市東山区)の野村明義宮司(65)が問題視し、協会理事を辞任する意向を示していたことが分かった。祇園祭は疫病退散を祈り始まった同神社の祭礼として知られる。

同協会は昨年に引き続き、前祭の山鉾巡行でのインバウンド(訪日外国人観光客)の集客をねらい、山鉾が90度方向転換する「辻回し」を間近で見られる交差点に、1席15万~20万円のプレミアム観覧席60席を設け販売。酒類を含む飲食物を提供するとしていた。

昨年、野村宮司は産経新聞の取材に「(祭りを)やっている方からしたら、そこで飲み食いするのは失礼だ。単なるパレードではないので、やり方を考えたほうがいい」と苦言を呈していた。八坂神社によると、宮司の考えは今年も変わっておらず、協会理事を辞任する意向だという。

同協会の担当者は「サービス内容は柔軟に対応したい。まずは野村宮司の真意を確認したい」と話している。(田中幸美)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください