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苦境の夏を乗り切る 千葉市動物公園が入園料引き下げの実証実験 夜間開園も実施

産経ニュース / 2024年7月5日 20時27分

千葉市動物公園(同市若葉区)が1日から、期間限定で入園料を引き下げる実証実験を始めた。通常料金は800円(高校生以上)だが、8月末まで2割引きの640円で園内の動物たちを巡ることができる。8月には4日間限定で、開園時間の延長にも初めて踏み切る。いずれも例年、入園者数が落ち込む夏場の苦境を乗り切るためだ。

同園では入園者数が秋ごろにピークを迎え、夏は最少になる傾向がある。昨年度の入園者数は57万2619人。このうち7月は2万5140人、8月は2万1097人で、合わせても全体の8%にとどまった。

同園によると、炎天下での展示環境や、荒天の多さが客足が遠のく要因だと考えられるという。

こうした状況を改善しようと、夏の季節に限り変動料金制を導入する。9月以降は通常料金に戻す。今夏の実証実験で入園者が増えれば、来年以降も夏の入園料の引き下げを検討する。

中学生以下と千葉市在住の65歳以上の高齢者は従来通り、無料で入園できる。

同園は、レッサーパンダやビーバー、ヤマアラシといった夜行性の動物の生態をじっくり観察できる企画「トワイライトZOO」も実施する。

「山の日」の8月11日、振替休日の12日、お盆明けの週末の17、18両日に開園時間を通常より3時間半延長し、午後8時(最終入場は同7時半)までとする。

園内にはランタンを設置し、ケヤキ並木もライトアップし、幻想的な空間を演出する。

同園の担当者は「昼間は木陰や展示場の隅で寝ている動物たちが夜、走り回る姿が見られるだろう。昼にはなかなかないが、ビーバーが木をかじる様子を見られるチャンスもある」と語る。

神谷俊一市長は「新しい動物公園の魅力や楽しみ方を提供する。多くの方に来園してほしい」とPRする。(松崎翼)

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