マンション広告の眺望に「岩手山」ではなく「岩木山」を掲載 分譲元が盛岡市長に謝罪
産経ニュース / 2024年6月25日 16時42分
盛岡市のシンボルでもある岩手山(2038メートル)の眺望を売りにした分譲マンションのチラシに青森県の岩木山(1625メートル)が誤って印刷されていたことが分かり、分譲元のタカラレーベンの手島芳貴・マンション事業本部長ら役員が25日、盛岡市役所に内舘茂市長を訪ねて謝罪した。
この分譲マンションは古き良き風情が残る盛岡市中心部の中津川沿いの紺屋町の酒蔵跡地に建設が進められている14階建ての物件。サケも遡上する清流の中津川越しに南部片富士とも評される美しい稜線の岩手山の眺望を一番の売りにしている。
ところが、市内に約7万部配られたチラシには山容も標高も大きく異なる青森県の岩木山が印刷されていた。誤りは一目瞭然で、岩手山を誇りとする盛岡市民と岩手県民の気持ちを逆なでする内容に関係者らが激怒し、盛岡市が同社に抗議する事態に発展していた。
この日、市役所を訪ねたのはタカラレーベンとチラシを担当した広告代理店の役員合わせて5人。岩手山と岩木山の取り違えで「大変不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳ございません」と深々と頭を下げて謝罪、取り違えた経緯を説明した。
内舘市長は「盛岡市民にとって岩手山はシンボルでアイデンティティー、盛岡市の景観政策でも最重要の要素。今回のチラシはそういう盛岡市民の気持ちを傷付けた。大変残念に思っている。今日は盛岡市の方に謝罪していただいたが、そういう気持ちがあるのならば本当に謝罪する相手は市民」として善処を求めた。
手島氏は「市長のお言葉で市民の岩手山に対する思いを改めて実感した。建設現場の近隣の方におわびするとともに、市民と県民の多くの方々にご迷惑と混乱と不快な思いをさせてしまったのも事実で、広く伝わるようにおわびをしたい」と応じた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
鈴木おさむ氏 高層マンション広告の写真取り違えに「間違っていたという景色、これはかなり大変なこと」
スポニチアネックス / 2024年6月26日 10時32分
-
不動産コンサルタント マンション広告、写真取り違えに「購入者がいた場合、今後キャンセル、値引きを…」
スポニチアネックス / 2024年6月26日 10時22分
-
谷原章介 高層マンション広告、岩手山眺望?写真は岩木山で企業謝罪「地元の方が何を大事にしてるかを…」
スポニチアネックス / 2024年6月26日 9時45分
-
岩手山の眺望?写真は岩木山 マンション広告誤りで企業が謝罪
共同通信 / 2024年6月25日 17時23分
-
岩手山ビューPRで青森・岩木山の画像、マンション開発主が謝罪…画像の左右反転と無断使用も陳謝
読売新聞 / 2024年6月25日 16時9分
ランキング
-
1すき家、7月から“大人気商品”の復活が話題に 「この時期が来たか」「年中食いたい」
Sirabee / 2024年6月29日 4時0分
-
2「モノ屋敷の実家を片付け」嫌がる母と攻防の顛末 「絶対に捨てられない母」をどう説得したのか
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 13時0分
-
3朝ドラ「虎に翼」後半戦がますます面白くなる根拠 「パイオニアとしての成功物語」からどう変わる?
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 11時0分
-
4まもなく上場「タイミー」やって見えた本質的課題 ガチの隙間時間ではできず、微妙に使い勝手に難?
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 12時0分
-
5年金不安、シニア破綻は他人事ではない「老後ビンボー」を防ぐ《50代からのマネーの心得》
週刊女性PRIME / 2024年6月29日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください