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石仏照らす供養の灯り 京都・化野念仏寺で千灯供養

産経ニュース / 2024年8月24日 20時15分

石塔や石仏にろうそくを供え、手を合わせる参拝者=24日夜、京都市右京区の化野念仏寺(渡辺恭晃撮影)

ろうそくをともし、無縁仏を供養する京都の晩夏の風物詩「千灯供養」が24日、京都市右京区の化野(あだしの)念仏寺で行われた。柔らかい明かりで照らされた石仏に参拝者が静かに手を合わせていた。

寺の周辺は平安時代から葬送地で遺体が葬られ、無縁仏をまつる石仏が散らばっていた。明治時代の中頃、それら約8千体の石仏や石塔を僧侶らが境内に集めて「西院(さい)の河原」をつくり、弔ったのが千灯供養の始まりという。

読経がこだまする中、家族連れらが石仏の前でろうそくに火をともすと、境内は幻想的な雰囲気に包まれた。今年6月、兄夫婦が相次いで亡くなったという京都市上京区の主婦、小松千代さん(80)は「供養のために初めて来ました。あの世で仲良く過ごしてほしい」と話した。

千灯供養は25日も行われる。行事協力維持料として千円が必要。

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