1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. カルチャー

20年ぶりのこけら葺き替え完了 春日大社桂昌殿

産経ニュース / 2024年8月27日 19時27分

こけらが葺き替えられた桂昌殿の屋根=奈良市の春日大社

江戸幕府第5代将軍・徳川綱吉の生母、桂昌院が寄進した春日大社(奈良市)境内の桂昌殿(同市文化財、内部は非公開)で、約20年ぶりのこけら葺(ぶ)き屋根の葺き替えが完了した。

桂昌院は仏教に帰依し、京都、奈良の寺院などの復興にも尽力。大社によると、桂昌殿は桂昌院が藤原氏の末裔であることなどから元禄12(1699)年に天下太平を祈願する祈祷殿として藤原氏神の大社に寄進した。

正面の蟇股(かえるまた)という建築部材に徳川将軍家の三つ葉葵紋の金具、屋根両側面の妻を飾る懸魚(げぎょ)にはフジの彫刻も施されている。

3月から素屋根を設け、古い板をはがすなどした後、スギの薄板を葺いていった。約5万枚を使い、古来の美しさがよみがえった。

春日大社は「南都の社寺の復興などに尽くした桂昌院寄進の建物で、伝統的なこけら葺きの美しさを知っていただきたい」としている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください