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第41回産経国際書展東北展 伊達政宗賞に酒井雅代さん 優しさや伸びやかさを心掛けて表現

産経ニュース / 2024年9月9日 10時20分

特別賞の「伊達政宗賞」に輝いた酒井雅代さんの作品

第41回産経国際書展(産経新聞社、産経国際書会など主催)の地方巡回展にあたる「東北展」が13日から18日まで、せんだいメディアテーク(仙台市青葉区)で開かれる。特別賞の「伊達政宗賞」に輝いた書家、酒井雅代さん(46)=宮城県栗原市=の作品などが展示される。

酒井さんの受賞作「ドリアン助川 地球に生きる者…」(現代書部門)は、長野パラリンピック(平成10年)のテーマソング「旅立ちの時」の詩を揮毫(きごう)したもので、詩人、作家、歌手として活躍する助川さんが作詞したものだ。

普段から題材は「近代詩文や小説を読み、その時その時で心に響いた一節を選ぶようにしている」という酒井さん。助川さんの詩の底流には多様性や世界平和の理念があり、酒井さんは「今の令和の時代でも通じるものがある」と考え、受賞作に落とし込んだ。

横作品の上半分に、薄い墨で大きく力強く「地球に生きる者」と表現。下半分には、細字で詩を書いた。「助川さんの作品は、温かく優しい気持ちにしてくれるものが多い。私は受賞作でも優しさや伸びやかさを心掛け、ゆったりと表現しました」

30代に入ってすぐ、「少しでもきれいな字を書きたい」と書道を始めた。伊達政宗賞の受賞について「平成29年には師匠の建部恭子先生、昨年は先生の教え子の伊勢枝香さんが受賞しました。ありがたくも恐れ多いことですが、賞に恥じないよう心を込めて楽しく書いていきたい」と気を引き締めた。(高橋天地)

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