商売繁盛を願う「金笹」登場 和歌山・東の宮恵美須神社で十日戎

東の宮恵美須神社の「十日戎」で参拝者（右）に「金笹」を授ける福娘＝和歌山市

和歌山市吉田の東の宮恵美須神社で9日、一年間の商売繁盛などを願う「十日戎（えびす）」が始まり、「福」を授かろうと大勢の参拝者たちでにぎわった。

この日は「宵戎」。境内では福笹（ふくささ）、熊手など多種の縁起物が用意され、今年から新たに、より多くの福を授けられるようにと、葉の部分などが金色の「金笹」も登場した。本殿の参拝を終えた人たちが思い思いの縁起物を買い求め、福娘たちが笑顔で授けていた。

金笹を入手した同市のハウスクリーニング店オーナー、有田宏さん（63）は「毎年参拝している。今日は健康と商売繁盛をお願いした。業績は上向いており、この調子が続いていけば」と話していた。

同神社では、10日に「本戎」、11日に「残戎」がある。参道には露店も並んでいる。