神奈川県警の和田本部長が着任会見「使命感と緊張感を持って責務を」

記者会見に臨んだ神奈川県警の和田薫本部長＝８日、横浜市中区（橋本謙太郎撮影）

８日付で神奈川県警本部長に就任した和田薫氏（５５）が同日、横浜市中区の県警本部で記者会見を開き、「使命感と緊張感を持って、治安維持の責務をしっかりと果たしていきたい」と抱負を語った。

兵庫県出身の和田氏は平成４年に警察庁に入庁し、福島県警本部長、警察大学校副校長兼警察庁長官官房審議官などを歴任。神奈川での勤務は初めてで「歴史文化に彩られ、風光明媚（めいび）で洗練された土地柄」と印象を語った。

一方で「県の規模が大きいこともあって、大きな事件、事故も非常に多いところ」と指摘。「自分の目でもよく見て、一緒に対応していければ」と気を引き締めた。

趣味は旅行。箱根は何度か訪れたことがあるというが、「なかなか県にいなければ見られないところもあると思う。そうしたところもぜひ、見てみたい」と話した。

直江利克・前県警本部長は８日付で皇宮警察本部長に就任した。