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<独自>八坂神社と延暦寺、約20年ぶりに合同で国家安寧祈願へ 7月に儀式

産経ニュース / 2024年6月15日 18時21分

昨年の祇園祭の様子。今年の祇園祭では関連の儀式として約20年ぶりに神仏習合の「八坂礼拝講」が営まれる

日本三大祭りの一つ、八坂神社(京都市東山区)の祇園祭に関連し、八坂神社の神職と天台宗総本山延暦寺(大津市)の僧侶が合同で神仏習合の儀式を営むことが15日、同神社関係者らへの取材で分かった。両者による神仏習合の儀式は約20年ぶりの実施となり、国家安寧と疫病退散を祈る。

祇園祭は平安時代の貞観11(869)年から続く疫病退散の祭礼とされ、今年で創始1155年の節目を迎える。古儀の再興を目指す八坂神社の野村明義宮司(65)が延暦寺側に持ち掛けて実現した。八坂神社はかつて「祇園社」などと呼ばれ、延暦寺の末寺として、天台宗との関係が深かった。

関係者によると、今回の両者による合同の儀式は、法華経を講義し問答する法要「法華八講」で「八坂礼拝講」と名付けられた。7月20日に八坂神社で営まれ、延暦寺からは15~16人程度の僧侶、八坂神社からは10人程度の神職がそれぞれ参列。本殿で祝詞を上げた後、僧侶が法華経の教義についての問答を繰り返す。最後に一緒に玉串を供え、疫病退散などを祈願する。

両者による合同での儀式は、天台宗開宗1200年の節目を翌年に控えた平成17年に実施された例がある。(田中幸美)

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