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「無心で引いた」今年の祇園祭巡行 「山一番」は22年ぶり油天神山

産経ニュース / 2024年7月2日 17時33分

前祭の「山一番」を引き当てた油天神山の鳥井代表理事=2日、京都市中京区

祇園祭の山鉾巡行(やまほこじゅんこう)の順番を決める「くじ取り式」が2日、京都市役所の市議会議場で行われた。前祭(さきまつり)(17日)で先頭の長刀(なぎなた)鉾に続く「山一番」は22年ぶりに油天神山が、後祭(24日)は6年ぶりに黒主山がそれぞれ引き当てた。

議場にこの日、34の山鉾の代表者が羽織袴姿の正装で勢ぞろいした。先頭の長刀鉾など順番が決まっている「くじ取らず」の山鉾を除く24基の代表者が1人ずつくじを引き、巡行の順番を決めた。

前祭の山一番のくじを引き当てた油天神山保存会の鳥井芳朗代表理事(73)は「無心で何も考えずにくじを引いた。私の人生の大きな足跡になるとうれしく思っている」と話した。後祭の山一番のくじを引いた黒主山保存会神事係の加藤晃久(てるひさ)さん(39)は祇園祭に関わりたいと思い、8年前に黒主山の町内に引っ越してきたといい、「1番と(最後の)6番のくじが残ったので心臓がバクバクしながら引いた」と振り返った。

くじ取り式は巡行の先陣争いを避けるため、応仁の乱後の明応9(1500)年に始まったとされる伝統行事。(田中幸美)

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