メッセージ入りぼんぼりで大岡川夜桜ライトアップ支援 横浜、協賛者募集 目標1000灯

「世界に一つだけのぼんぼりを灯しませんか」－。神奈川を代表するサクラの名所として知られる大岡川プロムナード（横浜市）のライトアップへの援助を募るため、「みなみ桜まつり実行委員会」（事務局、横浜市南区地域振興課内）が、ぼんぼりへの協賛を募集している。ぼんぼりには、希望する文字を入れることが可能で、横浜市南区地域振興課では「プロポーズやお祝いのメッセージを伝える手段などとしても、利用していただければ」としている。

同市南区から中区の川沿いにある約5キロの遊歩道である大岡川プロムナードでは例年、春になると約700本のサクラが咲き、多くの花見客でにぎわう。

このうち、観音橋から清水橋にかけての約1・7キロでは3月下旬から4月上旬にかけ、夜桜をより楽しんでもらうため、ライトアップしているが、その費用約750万円は地元企業や住民らの協賛金などでまかなってきた。

だが、近年は協賛金が減少傾向で、同課などでは、今後も継続してライトアップを続けていくための新たな財源を模索。昨年度はクラウドファンディングを実施したものの、期待したような広がりはなく、目標金額に届かなかった。

そこで、昨年度は南区民に限定していた「ぼんぼり協賛」を、今年度は区外からも募集することにした。

ぼんぼりは川沿いに飾られるもので、六面体。このうちの2面に、希望する文字（各面最大15字）を入れることができ、協賛金は1灯5千円。

目標は約1000灯。進学のお祝いメッセージなどを書きこむ人も増えてきたといい、同課では「末永くライトアップした夜桜を楽しむことができるようにご協力いただきたい」と呼びかけている。

ライトアップ期間は来年3月21日から4月6日で、申込期限は2月7日まで。問い合わせは、みなみ桜まつり実行委員会事務局（045・341・1237）。（橋本謙太郎）