勇壮な布団太鼓に観客沸く、大阪・枚岡神社で「秋郷祭」5年ぶりに「レモン水」復活

宮入りを前にレモン水でのどを潤す布団太鼓台の担ぎ手ら＝12日、東大阪市（西川博明撮影）

河内国一之宮の枚岡（ひらおか）神社（東大阪市）で、勇ましい布団太鼓台23台が境内を行き交う府下最大級の秋祭り「秋郷祭（しゅうごうさい）」が開催され、露店が並ぶ参道などが参加者や見物客ら大勢の人でごった返した。「チョーサジャ、チョーサジャ」というかけ声に合わせ、次々と宮入りした。

地元の出雲井自治会が、手作りのレモン水を5年ぶりにふるまい、宮入り前の担ぎ手らが暑さをしのいでいた。毎年恒例だったが新型コロナウイルス禍の影響で中断を余儀なくされていた。同自治会の川口誠司会長（70）は、「（レモン水という）名物復活で祭りの活性化になれば」と語った。

秋郷祭は例年10月14、15日に開催されていたが、今年から日程を変更。参加者が集まりやすい週末（12、13日）に太鼓台が9地区から宮入りする前祭（さきまつり）を、15日に本祭の神事を行った。