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大谷選手とデコピンがハイタッチ 今年の世相を映す「変わりびな」、能登被災地にエールも

産経ニュース / 2024年11月28日 12時36分

大谷選手は過去に2度、変わりびなとして登場。3度目となる今年は初めてバットやグローブを持たないプレー以外の場面がひなになった(相川直輝撮影)

東京・上野の人形メーカー「真多呂」が28日、今年の世相を映した変わりびなを報道陣に公開した。米大リーグで50本塁打・50盗塁(50-50)を達成しMVPに輝いたドジャース大谷翔平選手の「史上初の『50・50』雛」や、パリ五輪での日本選手の活躍を称えた「パリで躍動雛」、能登半島地震の被災地の復興を願う「がんばろう能登雛」など6つのテーマが題材になった。

変わりびなは、江戸時代から続く人形作りの技術を継承して同社を興した初代・金林真多呂が、本業の人形制作の合間に手遊びとして作ったことが起源。昭和21年の第1回「りんごの唄雛」が誕生して以降、80年にわたり恒例行事として定着している。人形の大きさは約12~16センチで、男女一対のひな人形で表現されている。

今年の目玉となる大谷選手のひな人形は、始球式を務めた愛犬・デコピンとのハイタッチがモチーフとされ、妻の真美子さんも笑顔で見守っている。

真多呂の金林真一朗専務は「ひな人形は子どもの成長と健康を願うもの。来年も子どもたちが笑顔になれる年になってほしい」と話した。

変わりびなは12月1日から来年3月3日まで、真多呂人形会館(東京都台東区)で一般公開される。入場無料。(相川直輝)

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